
ニューヨークという街についてどのような印象をお持ちですか?
ドラマや映画でもニューヨークを舞台にした作品は数多く、おしゃれでかっこいいというイメージが何となくある気がします。実際自身も何となくそんなイメージを持っていました。
しかし、実際にニューヨークに来て住んでみると、良い意味でも悪い意味でも印象が変わります。滞在歴5年目の感じたこと、あるあるを今回まとめてみました。
ニューヨークって実は◯◯な街なんです。それでは早速ご紹介します。
①街を歩いていると、話しかけられがち

街を歩いていると、やたら知らない人に声を掛けられます。私の顔を見るなり「フィリピン人か?」と聞いてきたり、カフェでお茶していると、隣に座っている人が私の顔を覗き込んできて、「何をしているの?」と質問してきたりと、人との距離感の近さに驚きます。
恐らく、気になったり、思ったことは口にするのでしょうね。
特に女性は「その服かわいいね」とか、「その髪色いいね」とかお店の人や通りすがりの人に突然褒められたりすることも多いらしく、しかもそれがイケメンであれば、その日一日をハッピーな気持ちで過ごせますね。
②人に場所を尋ねがち

これは①と少し重なるのですが、街を歩いていると場所や道を尋ねられることが多いです。日本人なので、風貌からして現地人である可能性は低いのに、信号待ちなどをしていると、ここは「どこにあるの?」と突然尋ねられたりします。
最近は土地勘が多少なりとも付き、何も見なくても教えられることが多くなりましたが、来た当初は何とか力になってあげたいとグーグルマップで調べてあげたりしていました。しかしながら、こっちが必死なって調べている最中にスマホを開いてメッセージのやり取りをしている人もいたりしますw
③ニューヨークはお洒落な人ばかりではない

ニューヨークって何となく「お洒落」というイメージを抱いている人も少なくないのではないでしょうか。私もその一人でした。だけど、こちらに来てマンハッタンの街中を歩いていると、意外とお洒落な人って多くないのだなと思いました。
スタイルや体格が良いから、特に着飾らなくてもそれなりに様になってしまうからずるいのですが、必ずしも皆が皆お洒落なわけではないんですよね。もちろん、ニューヨークにも日本の原宿に似たようなエリアがいくつかあり、そういった場所にいる人たちはお洒落な人が多いです。
④ホームレスが堂々とお金くれと言いがち

これは地下鉄内でのシチュエーションが多いのですが、コインが入ったカップをじゃらじゃらと音を鳴らしながら地下鉄に乗り込んできて、「自分はホームレスだからお金をくれ」と、ど直球でお願いする人がたくさんいます。
悲壮感も全くなく、申し訳なさそうな態度も全くありません。逆にそんな勇気と行動力があるのなら、何でもできるのではないかと思ってしまうのですが、意外とお金をあげる人も多かったりするので、それなりの収入になるのかもしれません。
⑤地下鉄内でパフォーマンスしがち

ニューヨークといえば「エンターテイメントの街」という代名詞があるように、メトロ内でのパフォーマンスはその期待を裏切らない日常の光景であるのかもしれません。
メトロ内ではギターを片手に歌を歌うメキシカンのおじさんがいたり、アクロバティックなダンスやパフォーマンスを見せる兄ちゃんがいたり、バイオリンを奏でる兄ちゃんがいたりします。最初はすごく感動したのですが、これが日常的に繰り広げられると正直うんざりするときも。。特に朝の時間の「爆音+アクロバティック」はやめてほしいですw
⑥ニューヨーカーはテラス席座りがち

ニューヨーカーはとにかく外で話したり、ランチしたり、カフェしたりするのが大好き。渋谷・表参道あたりでもテラス席に座っている外国人や一部マダムを目にすることがありますよね。そのため、ニューヨークでは至る所にテラス席やベンチなどが設置されています。ランチの時間ともなると、テイクアウトでご飯を買って外で食べる人が多いです。
日焼けなんて気にしません。ガンガン日に当たりながら、友人や同僚とのオフタイムを楽しんでいるようです。
⑦ニューヨーカーはサングラス掛けがち

ニューヨークでは、夏の時期ともなると、ほとんどの人がサングラスを掛けています。日本だとサングラスを掛けるのって少し気が引けたりしますよね。
でも、大人に限らず、子供も掛けています。ただ、これはお洒落という意味合いだけでなく、日差しが強いということも理由にあるかと思います。たまに裸眼だと目を開けているのが辛いときがあります。高層ビルが建ち並ぶので、その照り返しも結構きついです。単純にお洒落だけでなく、目を守るという要素も強そうです。
⑧ニューヨーカー上裸でランニングしがち

夏の時期に限るかもしれませんが、もはやTシャツも羽織らず、上裸でランニングしている男性を多く見かけます。ブルックリンのプロスペクトパークでは普通で、マンハッタンのど真ん中でもたまに見かけます。
もちろん、上裸で走っている人はムキムキで自分の体に自信を持っている人が多いのでしょうが、一度だけ女性でも上裸で歩いている人を見ました。特に周りを気にする様子もなく、堂々と歩いていたので、あまり不自然さを感じなかったのは不思議です。
そして、周囲の人も特に気にする様子もなく歩いていたのがさらに驚き。日本だったら大騒ぎですよね。
⑨歩行者にとって信号はあってないようなもの

ニューヨークでは車が来ていないのを確認すると、赤信号でも普通に渡ります。たとえ近くに警官がいてもお構いなし。警官もそれに対して注意することはありません。
歩行者にとって信号はあってないようなもので、ニューヨーカーのせっかちな性格が表れているような気がします。とにかく「待つ」という時間が嫌いなようです。
⑩移動手段は車、電車、バイク、自転車だけではない

ニューヨークでは移動手段は車、電車、バイク、自転車だけではないのです。土地柄、街の区画が碁盤の目のようになっており、平坦な直線が続くこともあり、スケートボードやキックボード、ローラースケートなども遊び道具ではなく、移動手段としての役割を果たしているようです。たまに今話題のホバーボードやセグウェイなんかも見たりします。とにかく自分にとって最善の手段を選ぶということに徹しているようです。
いかがだったでしょうか。ニューヨークでは日本では考えられないような光景や場面に出くわすことが多いです。突き詰めて考えると、周りの目を気にせずに自分のやりたいようにやるという考え方に由来するものであり、日本のように他人からの目や世間の目を気にする国ではあまり起こりにくいことなのかもしれません。
それが良いか悪いかは別として、海外に来て自分が常識だと思っていたことがどんどん覆されるのはとても面白いです。その国、その街によっていろいろな文化や風習、常識があるので、それを現地で感じるだけでも価値があると思います。
また、何かあるあるを伝えたくなったらまとめてご紹介したいと思います。